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インプラント治療

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岩崎歯科医院

院長の芳金信太郎です。

私は研修医の時からインプラント治療を多く手掛ける歯科医院で学ばせていただき、またニューヨーク大学のインプラント科にも短期ではありますが学ぶ機会があり、出来るだけ歯の無い部分にインプラント治療が出来ない事がないように研鑽をしてまいりました。

その後、天然歯を出来るだけ、いい状態で保存できるようにマイクロスコープの治療をより多く学んできました。

最近は歯の心臓と言っても過言ではない歯髄(神経)を残す治療を多く行なっております。

今回のケースは歯を失ってしまった部分にインプラント治療を行なった2つのケースのご紹介です。

まず1つ目は左上の臼歯部にインプラント治療を行なった1例です。

上顎の大臼歯部は上顎洞という大きな空洞があり、インプラントを設置するには骨の量が不足するケースがほとんどです。

ニューヨーク大学ではこの上顎洞に骨を作るアプローチ:上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を学びました。

レントゲンがこちらです。

緑の線が元々の既存骨です。骨量は少ないため、上顎洞内部に骨補填剤を充填して赤線部分まで盛り上げました。

その後、時期を分けてインプラントをサージカルガイドを用いて設置していきます。

奥の2つが完成時の歯となります。

奥歯に「入れ歯」を入れるのは咀嚼満足度が落ちると言われており、インプラントは効果的な方法です。

ちなみに、より上顎洞内部の構造の理解を図るために、3Dプリンターから模型を製作して

事前のシミュレーションをします。

 

 

2つ目のケースは下顎の大臼歯にインプラント治療を行なった症例です。

ブリッジしてある状態でしたが、手前の歯は残念ながら保存が出来ないほど崩壊しておりました。

奥歯(写真でいう左下の歯)も抜歯の適応ではありましたが、全く症状がないため、ひとまずはブリッジをカットして保存することとなりました。欠損部分にはインプラント治療を行いました。

抜歯を行い、骨の回復を待ってから、インプラントを設置していきます。

インプラント設置後、3ヶ月で仮歯を入れて、その後、最終の歯を取り付けていきます。

もし、歯が残っていれば第一選択は出来るだけ、マイクロスコープで天然歯を残します!!!

でも、残念ながら虫歯で崩壊が著しいケースや歯周病で大きく骨が失われていて動揺が大きい場合、また歯が割れてしまっている場合は抜歯になってしまうこともあります。

その場合の1つの治療としてインプラントは噛む、食べる、話す、といった機能回復をするのにはいい治療になる場合があります。

でも、やっぱり天然歯に勝るものはございません。

しっかりした、いい材料(ゴールド材料やセラミックやジルコニア)で充填したり、歯髄の温存、早期の歯石除去、これらが歯の保存にはとても重要です!

 

岩崎歯科医院

芳金信太郎

銀歯を変えて白い歯に!!

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こんにちは。
歯科医師の二村です。

今回全体的に銀歯を白くしたいとの希望で来院されました。

この写真の通り、上顎と下顎に銀歯の詰め物や被せ物が装着されているのが分かります。

一本ずつ詳しくお伝えしていきます。

① 右上の6番目の被せ物を治療しました。

右上6番は根っこの先端に病気があったため、精密根管治療をしてセラミックを被せました。

② 下顎の銀歯の詰め物を治療しました。
セラミックインレーとダイレクトボンディングのメリットデメリットを説明したところ今回はダイレクトボンディングを希望されました。

ダイレクトボンディングのメリット
1、セラミックに比べると削る量を抑えられる
2、即日に治療が完了できる

ダイレクトボンディングのデメリット
1、強度が劣るため虫歯が大きい場合は適応外になる可能性あり。
2、セラミックより審美性劣る。
3、経年劣化により変色する可能性あり

左下5番のダイレクトボンディングです。

右下5番のダイレクトボンディングです。

 

③左上4、5番のダイレクトボンディングです。


④左上6番はセラミックの部分的な被せ物を装着しました。

セラミックを選択した理由は、先ほどにも述べたようにダイレクトボンディングはセラミックに比べると強度が劣り、6番目の歯は咬む力が強力なためです。

治療前治療後の比較写真です。

銀歯を白くすることにより見た目だけでなく、虫歯になりにくくなりメリットが多いので銀歯でお困りの方は是非ご相談ください。

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コンポジットレジンとセラミックインレーについて

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こんにちは。歯科医師の二村です。

今回はプラスチック(コンポジットレジン)とセラミックインレーの違いについてお伝えします。

この2種類の材料を選択するケースは主に虫歯治療での処置になります。

2種類のメリットデメリットについて説明します。

 

コンポジットレジンのメリット

1、健康な歯を必要最小限に抑えることができる
2、即日に治療が完了できる
3、審美性が高い(セラミックよりかは劣る)

コンポジットレジンのデメリット

1、強度が劣るため虫歯が大きい場合は適応外になる可能性あり。
2、セラミックより審美性劣る。
3、経年劣化により変色する可能性あり

 

コンポジットレジンの処置の症例

ケース1

 

ケース2

 

ケース3

 

ケース4

 

セラミックのメリット
1、審美性が高い
2、強度がコンポジットレジンより高い
3、虫歯になりにくい

セラミックのデメリット
1、健康な歯をコンポジットレジンよりも削る必要がある
2、型取りと装着で2回来院しなければならない
3、コンポジットレジンよりコストがかかる

ケース1

 

ケース2

 

ケース3

 

ケース4

このようにコンポジットレジンとセラミックは様々な利点と欠点がありますので、患者さんと相談してより良い治療を提供していきます!!

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岩崎歯科医院

再生療法セミナーに参加してきました。

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こんにちは。歯科医師の二村です。

先日再生療法セミナーに参加してきました。

 

再生療法とは歯周病によって失った歯周組織を回復する事です。

それを成功させるには様々な条件が必要です。

細胞、足場、サイトカインの条件がそろった時に再生されます。

1、細胞
(歯槽骨、歯根膜、骨髄、脂肪組織由来の幹細胞)

2、足場
(血餅、骨補填、GTR法)

3、サイトカイン
(エムドゲイン、リグロス)

 

2番目の足場について

①骨補填の役割として再生するためのスペースの獲得です。
そのため感染が起こりにくく骨が吸収しにくい材料が望ましいです

・自家骨が一番望ましいですが、骨吸収が早くスペースの獲得には難しい
・他家骨は日本では不認可のため患者さんからの同意が必要
・人工代用骨は骨吸収が早い
・異種骨は吸収が起こりにくい

最近では吸収が起こりにくいため異種骨を使用する事が多い。
異種骨は国で承認されている牛の骨のバイオスという材料を使用します。


院長との2ショットです!!!!!!!!

②GTR(メンブレン)の役割として骨欠損部に遮蔽膜を設置することで上皮の侵入を防ぎ、歯根膜由来細胞を選択的に歯周組織の欠損に誘導することにより歯周組織再生を図る

メンブレンの種類
・サイトプラスト(非吸収性)
・GCメンブレン (吸収性)
・バイオガイド (吸収性)

(サイトプラスト)
遮蔽力強い
非吸収性のため2回のオペが必要
感染しやすい

(GCメンブレン)
吸収早い
材料が硬いため操作性が難しい

(バイオガイド)
国承認の豚の心臓由来のメンブレン
吸収比較的長い


実習中の様子です!!!!

3番目のサイトカインについて

①エムドゲイン


セメント質を誘導して歯周組織の再生を図る。

②リグロス

創傷治癒過程において細胞同士の活性化する際にbーFGFが放出される。それを利用したのがリグロス。リグロスを使用することにより血小板、マクロファージ、線維芽細胞、上皮細胞、血管内皮細胞の機能を高めて再生する。

 

再生療法は使用する材料も大事ですが、術者の技術により成功を左右されるものなので、私もこのセミナーを受講してより切磋琢磨して患者さんに良質な医療を提供しようと改めて感じました。

講師の寺嶋先生との2ショットです!!!!!!!!!

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コンポジットレジン修復

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こんにちは、歯科医師の二村です。

今回虫歯治療について説明します。

虫歯を削った所に詰め物で修復をしなければいけませんが、修復をする方法にもコンポジットレジン、銀歯、セラミックの3つの方法があります。

3つの中のコンポジットレジンについて説明いたします。

コンポジットレジンは白いプラスチックのことです。

・メリット

1、即日で治療完了

2、健康な歯を最小限に削るのを抑えることができる

3、セラミックよりは劣るが審美性が改善できる

 

・デメリット

1、強度が弱いため広範囲の虫歯には難しい

2、経年劣化して変色してしまう

3、セラミックに比べると審美性が劣る

 

コンポジットレジンの症例をいくつか写真でお見せします。

症例①

 

症例②

症例③

症例④

症例⑤

症例⑥

症例⑦

 

このように治療することが可能ですので、ご興味ある方は一度ご相談下さい。

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四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10

 

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自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。