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歯石を取る器具と使い方③

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こんにちは。歯科衛生士の石垣です。

今日は、歯石を取る時の動かし方について説明します。

● 動かし方

動かし方

ポケット底部まで挿入したら、根面の形態と歯石の状態を確認できるようにゆっくりと引き上げていきます。

垂直方向、斜め方向、水平方向、という3つの動かし方がありますが、水平方向に関してはインスツルメントの先端がポケット底部に向いていますので特に慎重に行わなければなりません。

歯石取りの時に使う器具、スケーラーの種類について②

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【保存版】スケーラーの種類と使用部位、挿入角度のまとめ【関連動画あり】

こんにちは。歯科衛生士の石垣です。

歯科衛生士が、歯周病治療で行うスケーリング(歯石取り)とは、歯や歯根の表面(根面)からプラーク(歯垢)や歯石を取り除くことです。

今回はその基礎知識についてまとめました。

スケーラー(Scaler)はまず、手用スケーラーと超音波スケーラーに分類できます。
手用スケーラーは下記の5つに分けられます。

  • ・鎌型(シックルタイプ)スケーラー
  • ・鋭匙型(キュレットタイプ)スケーラー
  • ・鍬型(ホータイプ)スケーラー
  • ・やすり型(ファイルタイプ)スケーラー

このうち、最もよく使用されるのはキュレットタイプのスケーラーです。歯肉縁下の歯石除去や根面の滑沢化に適しています。

キュレットタイプのスケーラーは、両刃のユニバーサルキュレットと、片刃のグレーシーキュレットの2種類がありますが、汎用されるのはグレーシーキュレットになります。

 

グレーシーキュレットの使用部位

グレーシーキュレットタイプのスケーラーは、各部位の歯根の形状に合致し、周囲組織にはダメージ(傷)を与えないように設計してあります。
そのため、部位ごとに使用するスケーラーの種類が決まっています。どの番号のスケーラーがどの部位に使用するのかは上記の通りです。

日本ではグレーシーキュレットが主流になって使われていますが、大量に強固に付着した歯石に適しているユニバーサルキュレットをもとに、仕上げようとして作られたのがグレーシーキュレットですので、グレーシーキュレットは細かい取り残しのある歯石の除去に向いているといえます。

インスツルメントの選択

日本でよく使われているグレーシーキュレットのシャンクは1番から18番まで販売されていますが、1番から14番までは術者が立位の際に作られたインスツルメントと言われています。

私たちは普段座ってスケーリングを行いますから、15.16.17.18番が座位用に適しているスケーラーです。

インスツルメントの選択

キュレットの番号と適応部位です。赤色はオススメの番号です。

5/6は前歯部にも小臼歯部にも使われるのでよく使われています。また、先述のとおり、座位用に作られたのが15/16、17/18ですので、臼歯部の近心面・遠心面にはそちらを使うと良いようです。

実際に座位用のインスツルメントが手に入らないようであれば11/12、13/14を使いましょう。

歯石取りの時に使う器具について①

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こんにちは。
歯科衛生士の石垣です。
秋が深まり夜が長く感じられる季節を迎えましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、私達、歯科衛生士が普段、歯周病治療で行う、
歯石で凸凹した根面をつるつるにするための歯石取り(ルートプレーニング)のハンドスケーラーをご紹介します。

1.エキスプローラーテクニック

ルートプレーニングの成功の秘訣は、歯石がどこについているのかを
正確に把握することから始まります。
そして、どのように歯石がついているのかを知ることも大切です。
そのためにはスケーラーで触れて確認することもありますが、
縁下用エキスプローラーと呼ばれる専用の器具を用いて歯石を探ることもできます。

エキスプローラー(画像提供:Hu-Friedy社)

エキスプローラー(画像提供:Hu-Friedy社)

● エキスプローラーの挿入方法

エキスプローラーの挿入方法

チップを短い垂直ストロークで歯肉溝に挿入していきますが、

とても細いインスツルメントなので慎重に挿入することがポイントです。

ワーキングエンドの背面(バック)に接合上皮の抵抗感を感じられるまで入れていきます。

インスツルメントの当て方としては、上の右図のバツ印に示すようにインスツルメントの先が出ると歯肉を傷つけてしまうので、必ず上図のようなイメージを持って使用します。

続きは、また。