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アレルギーに関係するお口の中の悪玉細菌

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こんにちは。歯科衛生士の石垣です。

 

花粉症の時期が始まりましたが、皆さんは、いかがお過ごしでしょうか⁉️

 

また、最近は、新型コロナウイルスの爆発的な蔓延により、マスクやメガネが手離せない方も多くおられる事と思います。

 

どうすれば感染しないで、過ごせるか頭を悩まさなければいけない時代となり、感染していても、症状が出ない人もいれば、免疫の力によって助かる人もいるようで、いかに生き残るかは、私達の国でも、今後さらに、切実な問題となってきます。

2009年、「新型インフルエンザ」の登場に日本列島は騒然となりました。

 

あれから11年。新型コロナウイルスの感染確認が国内でも相次ぐ中、免疫の強い人と弱い人は、何がどう違うのかについて、本日は、アレルギーになりやすい人は、どういう体質なのかという観点から、お話してみます。

 

最近は、歯周病菌(Porphyromonas gingivalis<以下P.G菌>)により、
アレルギー体質になることがわかっています!
粘膜上に、善玉細菌(乳酸菌などの共生細菌)がいるか、
悪玉細菌(歯周病菌や虫歯菌など)がいるかで、
健康に傾くか、アレルギー体質に傾くかどうかが決まると言われています。

粘膜上にいる細菌が健康に影響。これは一体どうしてでしょうか?

人間の免疫機能には、

一次攻撃部隊として敵と戦う戦闘員の自然免疫(細胞性免疫)と

抗体という飛び道具を産生して敵と戦う二次攻撃部隊の獲得免疫(液性免疫)があります。

この抗体は、敵を攻撃する道具でもありますが、アレルギーの原因にもなり得ます。
健康を維持するためには、自然免疫(細胞性免疫)と獲得免疫(液性免疫)のバランスがとれていることが重要です。

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自然免疫と獲得免疫の
バランスを維持するためには
善玉細菌の増殖が必要!

粘膜の表面に

幼児期から慣れ親しんだ善玉細菌(乳酸菌などの共生細菌)の増殖が、バランスの良い免疫系を維持するために必要だと言われています。

粘膜上にいる善玉細菌と免疫との関係

悪玉細菌が増殖すると!

粘膜上にいる悪玉細菌と免疫との関係

つまり、粘膜上に悪玉細菌が増殖した状態では、
アレルギーになりやすく、がんやウイルスに対しての抵抗が弱くなると考えられるのです。
このような考え方は、Th1/Th2バランス仮説という免疫学的理論です。
また最新の研究ではTreg(調節性T細胞)とTh17バランス仮説と言われる免疫学的理論も登場してきています。
分かりやすくするために、ここでは簡略化して記載しています。
仮説とは言われていますが、臨床経験上かなり真実に近いと感じています。
その理由として、歯周病治療を徹底して行うだけで、
他に特別な治療や対応をしていなくても、皮膚炎や花粉症が良くなったという患者さんをしばしば経験するからです。
また実際のデータとして、歯周病菌(P.G菌)がアレルギー体質に傾けるという報告も出てきています。
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    P.G菌

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    P.G菌

この特定の歯周病菌(P.G菌)を遺伝子検査で調べる所もあります

今まではなかなか理論的な裏付けができなかったのですが、

今ではこのTh1/Th2バランス仮説、TregとTh17バランス仮説が出てきた事によって、皮膚炎や花粉症の改善が説明できるようになっています。
悪玉細菌(歯周病菌や虫歯菌など)を除去し、善玉細菌(共生細菌)を定着し増やすための方法もあります。

口腔内細菌の量を減らし、細菌の質を改善することが必要となります。

つまり、口腔細菌の量と質の両方をコントロールすることが重要なのです。

アレルギー疾患への対応は、
腸、口腔、扁桃が重要

アレルギー疾患への対応は
口腔扁桃
が重要です!

近年、腸内細菌叢(腸内フローラ)の研究は飛躍的に進み、

その重要性は徐々に広まってきています。

アレルギー疾患にも腸内細菌叢は大きく関わり、腸を診ずにアレルギーは語れない時代です。

また、免疫細胞は循環しています。

免疫系を考えたときに、咽頭(のど)にある扁桃は、非常に重要な役割をしています。

扁桃は、多数の免疫細胞から成り立っています。乳幼児期は抗原学習の役目をしていると考えられています。

(抗原学習には、5歳くらいまで胸腺が大きな役割をしていますが、10代以降は退縮します。

しかし、ここでの学習に問題があるとアレルギー体質になりますので、新生児から乳幼児までの善玉細菌(共生細菌)の定着も重要です。)

様々な病原菌が入ってくる可能性のある気道の入り口には、

多くの扁桃が存在し、免疫系の機能に重要な役目をしています。
しかし、扁桃に関しては、人間特有の器官であり、動物実験ができないことから、あまり研究が進んでいません。

現在のところ、推測にすぎませんが、咽頭部の扁桃の

密集した部位であるワルダイエル咽頭輪は、腸免疫と並んで非常に重要な役目をしていることが予想されます。

扁桃に関しては、今後の研究が待たれる所ですが、

掌蹠膿疱症などの皮膚炎をはじめ、さまざま全身疾患を引き起こすとして知られる病巣感染の原因の一つとしても考えられています。

また、これらの扁桃に口腔内細菌叢が大きな影響を与えていると考えられますし、口腔内の病変(歯周病変や根尖病変)も病巣感染の大きな原因になっていると考えられます。

私達の臨床実感としても、口腔内の病巣感染は全身に大きな影響があると感じています。

つらいアレルギー症状で悩まれている患者さんに対し、

最善の医療を提供するためには、扁桃や口腔を中心とする病巣感染の問題や腸内環境の問題も考えなければならないのです。

自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。