クリニックブログ BLOG
24.12.23
こんにちは歯科衛生士の石川です。
みなさんのお口の中には親知らずがありますか? 真っ直ぐ出ているとよいのですが歯列からはみ出して横向いているもの、半分くらいしか出ていないもの、完全に埋まっているものなど様々です。
—30代女性 下の歯—

一見、何もないようですが奥歯の後ろに親知らずが埋まっているのです。
—レントゲンを見てみましょう—

写真では確認できないはずですね。完全に埋まっているのがよくわかります😲
このような状態の親知らずは、奥歯の歯ぐきに少し深い溝を作ってしまうことが多いのです。そうなると食べた物が詰まりやすくなり、詰まった物が歯磨きでは取れないのです。
—奥歯の溝の様子—

親知らずが埋まっている奥歯の歯ぐきの溝を細い器具で探ってみました。

マイクロスコープ(顕微鏡)で確認しながら食物残渣(食べた物)を発見して取り出しました。
患者さんにはこちらの映像を動画で見ていただきました。治療方としては抜歯になると思いますが抜歯を望まれる場合は歯科医師と相談、望まれない場合は定期的にクリーニングで清潔にしていただくことをおすすめします。
定期検診の際には、お口の写真を撮らせていただいてますがレントゲンを撮ると写真では確認できないことがわかります。さらに顕微鏡で拡大して見ていただくことで理解も深まるのではないでしょうか!
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24.12.19
こんにちは!衛生士の中野です。
今回は小児矯正についてのお話しです。
まず矯正治療は成長期に顎の骨の形を整える Ⅰ期治療(小児矯正)と永久歯が生え揃ってから歯を移動させて歯並びを整える Ⅱ期治療(成人矯正)に分けられます。
このⅠ期治療では、専用の装置を使い顎骨を広げるなどしてバランスを整え、歯が正常な位置から生えて正しい噛み合わせとなるための土台作りをします。これにより、将来、歯並びや噛み合わせが悪化するのを予防できます。
Ⅰ期治療を行うメリット
・成長発育をしている段階は顎のバランスを整えやすく、歯の生えるスペースをキープしやすい
・歯列や顎が狭い場合に大人と比べて低いリスクで歯列を広げることが可能
・将来的に歯を抜かなければならない確率を下げる
Ⅰ期治療の開始時期
乳歯と永久歯が混在する6歳頃から治療を開始しますが、治療方法によっては3歳頃から開始する場合もあります。
Ⅰ期治療に使用される装置
⭐︎可撤式装置
プレートタイプやマウスピースタイプなど取り外しのできる矯正装置を指します。お子さんと親御さんの協力がとても重要です。
⭐︎固定式装置

歯に矯正器具をつけてしまい、お家では取り外せない矯正装置です。
⭐︎顎外固定装置
お口の外に矯正装置がついたまま寝ていただきます。
《小児矯正の実症例》
8歳女の子
主訴:上の前歯の突出が気になる
診断:上顎前突、歯の幅が大きいためⅡ期治療は必須
治療種類:可撤式→固定式
治療期間:2年半


Ⅰ期治療が終わり、今後は12歳臼歯が生え揃ったタイミングでⅡ期治療に以降し3次元的に歯を並べていく予定です。Ⅰ期治療のおかげで抜歯のリスクは回避できました。
小児矯正には、たくさんの種類があります。「絶対にこれがお勧め!」という治療方法はありません。
顎を拡げたり成長を促してバランスを整える矯正治療は、成長期の時期に行うからこそ効果が出やすいです。小児矯正は、大人の矯正治療では使えない矯正装置があり、治療の選択肢が増え、さまざまな可能性があるのがメリットです。
まずは、お子さんの歯並び・咬み合わせの現状と、治療方法、治療を始めるタイミングを知ることが大切です。ぜひご相談下さい。
24.12.16
こんにちは衛生士の山田です。
口臭は、いろいろな原因が考えられます。
① よく言われる空腹時や起床時の口臭ですが
唾液の分泌が少なくなっているためで
唾液には殺菌作用や洗浄作用などがあり
分泌が減ると口の中の細菌🦠が増え
口臭につながってしまいます。
なので、夜寝る前の歯みがき🪥は歯間ブラシやフロスなどの
補助道具を使って特に丁寧に磨きましょう。

② 舌の表面につく舌苔(ぜったい)と言われる
コケのような汚れも悪臭を放つ一因になります。
舌の上には口臭の原因となる細菌🦠も
多く存在するため舌苔の細菌を誤嚥して
肺炎をもたらすこともあります。
※舌は傷つきやすいので過度なケアは逆効果です。
舌を傷つけず効率よく舌苔を取り除くには
舌ブラシを使用することが効果的です。

舌の表面はでこぼこしている為、
うがいでは落とすことができません。

※たくさんついていても無理して1回で取り除こうとせず
日数をかけて少しずつ舌苔を取り除くようにして下さい。
当院おすすめの舌ブラシです。

③ 歯周病も口臭の原因のひとつです。
歯周病になるとその原因である嫌気性菌が増え
それが悪臭をつくりだす為です。
④ 重い歯周病でなくてもプラークが蓄積しただけでも
臭いがきつくなってしまいます。
歯科医院で定期検診を受けて歯石やプラークを取り除き
日頃の歯みがきのクセや磨き残しをチェックしてもらいましょう。
※症状にあった正しい歯みがきの仕方など説明させていただきます。
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24.12.06
こんにちは、歯科衛生士の赤塚です🍠
かなり寒くなりましたね、気温の差で風邪をひかないように気をつけたいところです😑
本日は歯周病における基本治療の内容についてお伝えしようと思います!
まず歯周基本治療とは歯周病の最大の原因であるプラークを減少させて、炎症を軽減し歯周病の進行を阻止するために行う治療となっています。
さっそくどういうものがあるのか見ていきましょう☝️
①患者教育
患者様の年齢や生活習慣、環境など患者様の状態や反応などに応じて説明を行い、理解をしてもらうものです。
②口腔清掃指導
汚れのチェックを行い、染め出しをして実際に歯ブラシを使い歯磨きをしてもらいます。そこから患者様の磨き方と正しい磨き方を比較して違いを説明したりします、他には補助器具(デンタルフロス)の使い方を説明します。
③スケーリング・ルートプレーニング
歯と歯ぐきの境目の歯石(歯肉縁上歯石)や歯ぐきの中の歯石(歯肉縁下歯石)を除去していきます。
④習癖(悪習癖)の修正
歯ぎしりや舌を突き出してしまう、唇を噛むなどの癖は歯周組織に外傷として作用してしまい不正咬合の原因にもなるため、自覚してもらい治るようにします。
⑤予後不良歯の抜歯
歯周病が進み、歯の揺れや歯周ポケットが深く酷い場合治ることは厳しいとされ歯を抜く判断を行います。
⑥咬合調整
歯の位置の異常、不正咬合などによって歯周組織に外傷が起こる場合、歯を一部を削り歯に加わる負担を少なくさせます。
⑦暫間固定
揺れが激しい歯と隣の歯をレジンやワイヤーで固定し、歯周組織の安静や噛み合わせの安定を図ります。
⑧虫歯治療、歯内療法
虫歯はかみ合わせ部分の維持・安定に支障をきたしたり、歯と歯ぐきの境目に虫歯ができるとプラークコントロールの妨げになるので治療を行います。神経に炎症が起こっていれば、神経の治療もします。
⑨補綴装置
適合が悪い被せ物や詰め物はプラークコントロールの妨げになったり噛み合わせによる外傷を起こすので、修正や除去をする必要があります。
以上が歯周病の基本治療の内容となります。私たち歯科衛生士は歯科医師の判断によりどの治療を行っていくか聞きスケーリング(クリーニング)や歯ブラシ指導など歯科衛生士の仕事を行います✨
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24.12.05
10月から入社しました植松です!😀
歯科の経験はなく毎日学ばせて頂きながら日々働いています!少しずつですが専門知識や歯科商品についても勉強中です📖✍🏻💭
今回は歯ブラシの寿命や交換するタイミングについてお話しします!🪥
歯ブラシの適切な交換時期は、「1ヶ月に1本」が目安です!具体的な基準としては、毛先がヘッドから外にはみ出していれば替え時です。
1日3回歯磨きする場合、約1ヶ月でこの状態になることが多く、適切に汚れを除去するためにも1ヶ月ごとの交換が推奨されます。毛先が外向きになると、歯ブラシの側面が歯に当たり滑ってしまい、汚れが落ちにくくなるためです。

歯ブラシを長く使い続けるデメリットは主に3つあります!
・歯や歯茎を傷つける
・虫歯や歯周病になりやすい
・細菌が繁殖する
1.歯や歯茎を傷つける
毛先が広がり弾力性を失った歯ブラシは、歯や歯茎を傷つける原因です。
毛先が硬くなり、左右に開いた状態の歯ブラシを使い続けていると、「虫歯でもないのに熱いものや冷たいものがしみる」「歯ぐきが腫れてもいないのに歯磨きのあとによく出血する」という症状が現れることがあります😱
2.虫歯や歯周病になりやすい
毛先が広がった歯ブラシを使い続けると、歯垢除去率が著しく低下し、細菌の塊であるプラークをきちんと取り除くことができません。新品の歯ブラシであれば歯垢除去率は約100%ですが、毛先が少し開いた状態になると80%、かなり広がった場合には60%まで低下します😔
3.細菌が繁殖する🦠
歯ブラシはブラッシング後にしっかり洗っても、細菌を完全には除去できず、使用を重ねるごとに細菌数は増加します。特に数ヵ月使い続けた歯ブラシは、驚くほどの細菌が繁殖しているため、口腔内を清潔に保つことが難しくなります。
また、古い歯ブラシは口臭の原因にもなりかねません。歯ブラシの衛生管理に注意し、常に清潔な状態を心がけることが、健康な口腔環境を維持するためのポイントです。
当院で1番人気の歯ブラシを紹介します!
【Supreme/スプリームTepe(テペ)】

毛先、ヘッドの形、握った感触、どれをとっても商品名のとおり“Supreme/スプリーム(最高級)”です。特に毛先が2層構造になっていますので、歯の間や奥歯にも簡単に届きます。

⬆️こちらはコンパクトヘッドも特長で、ヘッドの小さい歯ブラシがお好きな方にオススメです。
歯ブラシを最後に交換したのはいつだろう?そんな方は要注意です!
受付では色々な歯ブラシを実際に触ることが出来ます!
どの歯ブラシが自分に合っているか分からない方は衛生士さんに聞いてみてくださいね✨

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。