クリニックブログ BLOG

口腔粘膜のトラブルについて

カテゴリ:
クリニックブログ

衛生士の赤塚です👄

今回は

歯科で起こるお口のやわらかい部分のトラブルについてお伝えします。

~気をつけたい6つのタイプ~

歯ぐきや頬の内側、舌などのお口の中は、やわらかくてデリケートです。

歯科治療や日常生活の中で、さまざまな理由で傷ついたり炎症が起きることがあります。

ここでは代表的な6つの原因を、わかりやすくまとめました。

1. 機械的な損傷

器具や入れ歯、歯ブラシなどの物理的な刺激でできる傷です。

たとえば

・治療中に器具が当たってできた小さなキズ

・合わない入れ歯や矯正装置による口内炎

・強く磨きすぎてできる歯ぐきの傷

などがあります。

IMG_6434.heic

2. 褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)

義歯(入れ歯)や矯正装置などが同じ場所に長く当たり続けてできる潰瘍(ただれ)です。

「入れ歯の当たり」や「頬の内側の白っぽい傷」として気づかれることが多いです。

IMG_6436.heic

IMG_6435.heic

3. 温度による損傷

熱いものや冷たいものが原因です。

・熱い飲み物や食べ物によるやけど

・冷凍食品を直接口に入れたときの冷たさによるダメージ

などが代表例です。

治療中の加熱した器材に触れてやけどすることもまれにあります。

4. 化学的な損傷

薬剤や消毒液など化学的な成分が粘膜に触れて起こるものです。

・ホワイトニング剤による歯ぐきの白変

・高濃度の薬液が漏れた時のただれ

などが挙げられます。

5. 放射線による損傷

がん治療などで放射線治療を受けている方に起こりやすいトラブルです。

口内炎ができやすくなったり、唾液が減ってお口が乾きやすくなることがあります。

6. 電気的な損傷

まれですが、電気が原因で起こる傷です。

・幼児が電気コードを噛んでしまう事故

・金属の詰め物やかぶせ物同士が触れたときに感じるピリッとした刺激(ガルバニー電流)

などがあります。

お口の中のトラブルは、軽いものでも放っておくと悪化することがあります

違和感や痛みが続く場合は、自己判断せずに早めに歯科医院へ相談することが大切です。

入れ歯や矯正装置を使っている方は、定期的な調整も予防につながります。

 

参考文献:顎・口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔より

 

Instagram @iwasaki0418

JR四日市駅徒歩3分

近鉄四日市駅徒歩10分

自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。