クリニックブログ BLOG
25.08.18
こんにちは、歯科衛生士の石川です。
—高血圧のお薬について—
降圧剤の一種、カルシウム拮抗薬を服用していると歯肉増殖を高頻度に発症することが知られています。歯肉増殖は、歯周基本治療で改善しない場合も多く、その場合歯肉切除などの歯周外科処置を応用することも珍しくありません。
歯周治療に際し、内科医に降圧剤の変更を依頼することもありますが血圧のコントロールや副作用などから変更が困難なこともあります。
今回は、歯周基本治療を行う前、早い段階で降圧剤を変更し、歯周基本治療を行なった症例になります。
—60代男性—
プラークコントロールは不良
セルフケアのブラッシングもなかなか難しい
縁下歯石は深い部分にまで見られる
柔らかい歯肉で炎症もあるためSRP時の出血も多くアプローチしづらい
ですが、しっかりと通院を続けていただいた結果、改善はみられました。
ただ、右上3番に関しては外科対象になります。
上が初診時、下が治療後の写真です。
口唇が被ってわかりにくいですが下顎前歯の歯肉肥厚は消失しています。
上顎左右1番、歯の病的移動が少しずつ元の正常な位置に戻っています。
向かって左側、実際は右側になります。歯肉腫脹が治っています。
上下共に大臼歯欠損のため前歯の前突が進行しています。患者さんと相談して歯科医師の治療へ進んでいただくと同時に今後、1ヶ月ごとの通院でプラークコントロールを行っていく予定です。まだ部分的に炎症がみられます。
ここでは、降圧剤の変更と歯周病の治療を行うことで口腔内の状態が変化するということをお伝えしたかったのです。
患者さんに「治療して良かった」と思っていただけますよう自己研鑽に励みたいと思っております。
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インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。