クリニックブログ BLOG
19.04.12
三重県 歯医者 四日市 朝日町 岩崎歯科医院
みなさん、こんにちは。岩崎歯科医院、歯科医師の芳金信太郎です。
本日は、葉加瀬太郎さんの絵画のご紹介です。
昨年の11月に代官山で葉加瀬太郎展がありました。
そこで出会った作品がこちらです。
この絵はwindowsシリーズといっていくつか枠に葉加瀬太郎さんが思いつくままに色々な絵を描いていくシリーズです。
可愛いキャラクターから不思議なキャラクターが色々なところに散りばめられており見ていて飽きない作品です。
この原画、岩崎歯科医院の待合室に飾らせていただいております。ぜひご覧になって下さい。
ちなみに、このwindowsシリーズは2005年ごろから書かれており、そのころはとてもシンプルな感じでした。
近年のwindowsは背景の色がとても複雑に混ざり合いとても素人が描ける絵ではありません。
ということで、昔のwindowsなら素人の私でも描けるのでは?と思い、キャンパスを買い(F50というとても大きなサイズ)
3日で書き上げました。
こちらも医院の階段に飾ってあります。よろしかったら見ていただければ嬉しく思います。
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市徒歩3分 近鉄四日市徒歩10分 マイクロスコープ
19.03.17
ニューヨーク大学 研修日記の続きを書きたいと思います。
VPTバイタルパルプセラピーの内容です。
VPTとは、簡単にいうと歯の神経を取らずに残す治療です。
岩崎歯科でも可能な限りこの神経を残す治療を検討しています。
今、顕微鏡学会でも1番盛り上がってるといってもいい分野がVPTではないでしょうか。
少し難しい話になってしまうのですが、不可逆性歯髄炎はAAE、AAPDでは歯内療法で治療するとされてきていますが、一方で不可逆性歯髄炎をVPTで出来ないかと見直されてもいました。
しかし、歯髄の感染の広がりがどのくらいかを知ることができなかったので歯内療法の方がよいとされていました。
2017 Wolters et al
は現在の可逆性or不可逆性歯髄炎の診断システムはよくないと言っています。
そして、
Asgary et al 2014ランダマイズド クリニカルトライアル
407名の不可逆性歯髄炎のうち205名をVPT(calcium enriched mixture cement)、202名をRCTを行い2年follow upした論文によるとVPTは86.7%、RCTは79.5%の成功率。両群の有意差はなかったとの報告。
また、Galani et al 2017 ランダマイズドコントロールドトライアル
54本の上顎大臼歯のうち27本をVPT(MTA)の成功率は85%、27本をRCTの成功率が87.5%。
follow upは18ヶ月で両群に有意差はなし
とVPT擁護系の論文があります。
興味深いのはVPTの論文が多いのはイランやイラク、イタリアといった国みたいです。基本的にアメリカでは不可逆性歯髄炎の診断ではRCTになりますがその可逆性歯髄炎(reversible)か不可逆性歯髄炎(irreversible)の診断と治療を再評価すべきなのかもしれません。
というような事をLin先生から学びました。
とても、面白いですね。なかなかこんなWorld Wideな事は聞けません。
この日のランチは学食でサラダとチップスをオーダーしました。ベーシックな野菜に自分で卵やナス、マカロニ、コーンなど色々な野菜を追加で頼み、最後にドレッシングを選びそれを混ぜてくれます。値段は9ドルほどです。
ニューヨークの物価はとても高いとされています。コーラなどの500mlの飲料水はコンビニで400円弱します。
日本ではあまり習慣のないチップも飲食代のお会計にプラスで17%、20%、25%から自分で選ぶようになっています。
日本の消費税8%とは比べものにならないくらいプラスアルファの費用がかかります。
ホテルの近くにコンビニがあり自分で紙の弁当箱に詰め込む形式のテイクアウトで夕食をよく取っていました。韓国系の人が経営している店でしたのでアジアンな料理がたくさんありました。この焼きそばがとても美味しくほぼ毎日食べてました笑
これくらいでも1500円以上します。日本に帰ってきてかまどやなどのお弁当が500円ぐらいで食べれてしまうので日本の物価の安定さに感服しました。
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市徒歩3分 近鉄四日市徒歩10分 マイクロスコープ
19.03.12
三重県 歯医者 四日市 朝日町 岩崎歯科医院
こんにちは。歯科医師の芳金信太郎です。
本日は前歯をセラミックによって美しさを回復した審美の症例をご報告致します。
50代女性で前歯が欠けてしまったことが主訴でした。また、過去に神経の治療歴があり歯の色も少し暗い色調になっていました。
また、過去に神経の治療歴があり歯の色も少し暗い色調になっていました。
綺麗なセラミックが入っても歯の中に感染が起きてしまっては意味がありません。
よって、可能な限りセラミックで被せ物をする前にはラバーダムとマイクロスコープ(顕微鏡)を用いて根管治療を行います。
その後、ファイバーコアにて土台を立てていきます。
その後、シリコンという材料で型をとり、金属を使わないオールセラミックにて完成です。
可能であれば、下の前歯、隣の歯を部分矯正でより機能的に動かすこともあります。
セラミックは美しさはもちろんのこと、歯との接着も強い為、外れにくく、そして汚れも付きづらいです。色も変わることはありません。セラミックはとてもいい材料だと確信しております。
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市徒歩3分 近鉄四日市徒歩10分 マイクロスコープ
19.02.27
三重県 四日市 朝日町 岩崎歯科医院
こんにちは。歯科医師の芳金信太郎です。
本日はマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)についてブログを書きたいと思います。
歯科治療は基本的にはお口の中は暗く、また、とても小さいものを対象とした治療になります。
特に奥歯では光が届きにくく、肉眼では見えづらく、手探りの状態になる可能性もあります。
当時私の出身大学の愛知学院大学歯学部では3年生の時の学校ではルーペを使って治療の教育を受けてきましたが、マイクロスコープの教育はありませんでした。
現在はルーペ使用時には、ルーペ専用のライトを付けてより明るく見えるようにして治療を行なっております。
ルーペでもよく見えますが、更に大きく、更に明るく見るためにはマイクロスコープは必須になります。
もはや無くてはならないとものとなりました。
しかし、ただマイクロスコープがあればすぐに診療に使えるかというとそうではありません
技術を身につけるためにこの2年間はありとあらゆる勉強会に参加してきました。
基本的に月〜金は診療を行い、土日は講習会に参加するという日々がほとんどでした。そしてそれは今後も続くと思います。
講習会では抜歯された歯を用いてトレーニングを積み、また、歯とそっくりの模型で訓練を行います。
マイクロスコープは虫歯治療、歯周病治療、歯の神経の治療、インプラントの治療、全てに用います。そして、どのような治療をしていたかというのを、動画で記録して処置後にその内容もお見せします。
治療技術の向上と説明責任を果たすことを目標に日々研鑽していきます。
それらをまとめた動画がこちらになります。
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市徒歩3分 近鉄四日市徒歩10分 マイクロスコープ
19.02.26
三重県 四日市 朝日町 岩崎歯科
歯科医師の芳金信太郎です。本日はニューヨーク大学歯学部に短期留学した続きを書きます。
月曜日はDr.Paul Rosenberg(NYU歯内療法科主任教授)とDr.Asgeir Sigurdsson(AAE歯内療法学会会長)、岡崎先生(クリニカルアシスタントプロフェッサー)の講義でした。
Dr.Paul Rosenbergの痛みにおける投薬の話でアメリカ的なバイコティン(ヒドロコドン)は麻薬性鎮痛剤で依存性があるから注意とか日本ではあまりない話もたくさんありました。妊婦さんにおけるアセトアミノフェン(カロナール)は子供に影響が出る、Nsaidsと心筋梗塞のリスクと深い話が多かったです。
Dr.Asgeir SigurdssonはTronstad1990年の根尖にプラーク(歯垢)がいたのを見つけたや、よくみるKakehashiの話しや、Glick 1962の関連痛は顔面正中を超えることはないとかの話しをされました。基礎的な内容で難しい話ですがとても勉強になります。
少し話しはズレますがNYUは私立大学で学生は年間8万ドル(800数十万円)ほどの学費がいるようです。日本の私立大学歯学部だと4〜500万円くらいでしょうか。
アメリカの18%が専門医でそれになる為には通常の期間にプラスで2〜4年かかるとのこと。専門医は8つに分けられ1番人気は矯正歯科、2番人気は小児歯科、歯内療法は5番目だそうです。
ちなみに、ランチは学食で取ります。ハンバーガーやサラダ、スープ、チップスなどを選んでお会計するシステムです。
初日に席がいっぱいでNYUの学生と相席になりました。
前で食べていた学生らしき人が話しかけてきて、少し焦りましたが拙い英語でなんとか英会話を。。
彼は25歳(確か)でアトランタ出身、今はまだD2の段階(D2が何か分かりませんでしたがおそらくDはデンティストリー;歯学部の2年生のことかな?と憶測)で学生さんと分かりました。
NYUは学費が高かったり家賃も高いから大変だねとさっきの知識をフル活用してトーキング。
学費と生活費がとてもかかるから(ベーーリエクスペンシィブ!)朝昼夜は手作りさ!と言って手作りのミートボール入りのスパゲッティをゆっくり食べていました。
いつの日かしっかり聞き取れる日が来るといいなといつもの英語の話しになると思います。。
火曜日はDr.Louis Linバイタルパルプセラピー(神経:歯髄の温存)の話がありましたが、この辺で終わりたいと思います。
長々と読んでいただきありがとうございました。
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 JR四日市駅徒歩3分 近鉄四日市徒歩10分 インプラント マイクロスコープ
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。