クリニックブログ BLOG
25.08.21
こんにちは安井です⸜ ✿ ⸝
今回は覆髄(ふくずい)について説明します✨️🦷
覆髄は、虫歯が神経の近くまで進行した場合などに、MTAセメントという薬を詰めて、外部からの刺激を遮断して神経を保護する処置のことです。
☆覆髄を行うメリット
生きた神経を残すことで歯の寿命が延びます🦷
神経を全て抜く根管治療と比べて、削る量を抑えることができるので、歯そのものに与えるダメージが最小限にとどめられます(* ‘ᵕ’ )☆
今回は「直接覆髄」と「間接覆髄」について紹介します。
①「直接覆髄」
虫歯を取り除いた際に、神経が偶発的に露出した場合に行われる処置で、露髄面が小さく、細菌感染がない場合に適用されます。
②「間接覆髄」
虫歯が非常に深く、もう少し削ると神経が露出して
しまいそうなとき、でも神経はまだ感染しておらず、
生きている状態の場合に適用されます。
▶︎どちらの覆髄法も歯髄の炎症を抑え二次象牙質の形成を促すことで歯髄を保護し、歯の寿命を延ばすことを目指します🍀*゜
※ 覆髄後は、定期的な経過観察が必要で、症状によっては抜髄(神経を抜く治療)が必要になる場合もあります。
☆ラバーダム
唾液や血液には細菌が多く含まれるため、ラバーダムで
遮断することで感染リスクを最小限に抑えられます。
また、器具や薬剤の誤飲・誤嚥を防ぐ安全対策にもなります。
☆MTAセメント
MTAセメントは、水と反応して膨張し封鎖性が高く、
殺菌性にも優れた歯の治療剤で、人体への親和性も高く、体に優しい素材です。虫歯の感染部分を除去し、MTAセメントをおくことで神経を生きたまま保存することができます✨
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その後「フジナイン」というお薬を詰めます。
〇その後、被せ物をセットします。
〜料金〜
・覆髄…¥33,000
・e-maxインレー(部分的な被せ物)…¥63,800
覆髄後の最終補綴(被せ物)は、絶対ではありませんが、
歯の状況によっては強く推奨されます。
被せずそのままにしておくと、以下のようなリスクが
あります。
⚠️覆髄後、何年も被せ物をしないリスク⚠️
①細菌感染のリスク
②虫歯の再発
③歯の破折
④治療のやり直しが必要
✅理想的なタイミング✅
☆覆髄後は、数週間〜数ヶ月以内に最終的な被せ物
(インレー・クラウンなど)を装着するのが推奨
されます。何年も放置することは非常にリスクが
高く、予後が悪くなる可能性大です❕
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。