クリニックブログ BLOG

どのような磨き方をすれば虫歯を効果的に予防できるのか🦠🦷🪥

カテゴリ:
クリニックブログ

虫歯を効果的に予防するには、

歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度で当て、

IMG_9511.jpeg

軽い力で小刻みに動かしながら丁寧に磨き、磨き残しがないようにデンタルフロスや歯間ブラシを使用します。また、フッ素入り歯磨き粉を使用し、歯磨き後のすすぎは軽く1回程度にし、寝る前は特に丁寧にケアすることが重要です。 

効果的な歯磨きの方法

  • 歯ブラシの当て方:歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てます。これにより、歯垢や汚れを効率的に除去できます。
  • 動かし方:軽い力で、歯の形に合わせて小刻みに動かします。力を入れすぎると歯茎を傷つけるため、注意が必要です。
  • 磨く順番と時間:一本一本丁寧に磨き、最低3分間は磨くようにしましょう。特に奥歯や歯と歯茎の境目は磨き残しやすいため、意識して丁寧に磨きます。
  • うがいの仕方:フッ素の効果を保つために、歯磨き後のすすぎは1回程度に留めます。何度もすすぎすぎるとフッ素が流れ落ちてしまいます。 

 

歯ブラシ以外の補助アイテム

  • デンタルフロス歯間ブラシ:歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れもしっかり落とせます。
  • デンタルリンス:就寝前に使用することで、磨き残した細菌の増殖を抑え、虫歯予防効果を期待できます。
  • ワンタフトブラシ:磨きにくい部分に特化して使えるので、磨き残しを防ぐのに役立ちます。 

その他のポイント

  • 就寝前のケア:寝ている間は唾液の分泌量が減り、口の中の自浄作用が低下します。そのため、就寝前の歯磨きは特に丁寧に、汚れをしっかり落とすことが大切です。
  • 歯科医院でのチェック:自己流の磨き方ではどうしても磨き癖がついてしまいます。定期的に歯科医院でブラッシング指導を受けることをおすすめします。 

定期検診や、お子様であれば定期的にフッ素を塗ると

虫歯になりにくい口腔内を保てます。

当院でも、フッ素塗布、定期検診、しておりますので是非お待ちしております🦷🪥💫

 

instagram @iwasaki0418 四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分

エナメル滴

カテゴリ:
クリニックブログ

こんにちは歯科衛生士の石川です。

歯周病治療に通っていただいている患者さんです。

先日、右上奥歯の治療を行いました。

こちらは、その部分のレントゲン写真です。

右上7番の近心根面に縁下歯石とみられる付着物があり、周囲の骨吸収も明瞭です。

治療としては、できてしまった歯周ポケットへ器具を挿入して縁下歯石を除去していきます。

 

マイクロスコープを用いてみてみます👀

IMG_6065.jpeg

 

風をかけてみると歯ぐきの溝がみえます👀

IMG_6067.jpeg

歯ぐきの溝に(歯周ポケット)歯石や歯垢が付着しているのがわかります。

 

超音波スケーラーで付着している歯石や歯垢をおとします。

IMG_6069.jpeg

 

歯石や歯垢が除去できたか、風をかけて確認します👀

IMG_6070.jpeg

取り残しがあります…。 キュレットを使って残った歯石を落として行きます。

 

しかし…何度か器具を引っ掛けても落ちない

IMG_6078.jpeg

 

何かわからないため、歯科医師とマイクロスコープを教えていただいている講師の方に見ていただきました。

その結果、これは歯石ではなく、「エナメル突起、エナメル滴、でしょう」というお返事をいただきました。

    エナメル滴とは —-

歯根の表面に出現する1~3mmの球状または楕円形の隆起。エナメルパール、エナメル滴とも呼ばれる。大きさにより、エナメル質のみのもの、象牙質の一部を有するもの、歯髄を含むものなどがある。癒合傾向の強い歯や根分岐部付近に多く出現し、下顎では舌面、上顎では隣接面にみられる場合が多い。上顎と下顎では、上顎の方が出現しやすい。発生率は、上顎・下顎ともに第三大臼歯がもっとも高く、上顎では8.2%、下顎では2.8%とされる。プロービングの際など、歯石と間違えやすいので、注意が必要である。   

        引用元 クインテッセンス

 

—-   この部分のリスク —

•エナメル滴にはシャーピー線維の付着が存在しないため、結果として上皮性付着のみで支えられている状態。

•プラークや炎症により上皮付着が剥がれやすく、局所的な深いポケット形成につながる。

 

—-   セルフケア —-

6番欠損で7番近心が孤立しているため、タフトブラシや歯間ブラシの太目サイズを使ってのセルフケアをおすすめしたい。

 

ポケット内のエナメル滴をみつけたのは、初めてでした。

肉眼では見落としやすく、歯周病治療(SRP)でも「取りきれない歯石」と誤認されることが多いと思われます。

今回のようにマイクロ下で確認できたのは非常に良い判断でした。

マイクロスコープで見る歯周ポケット

カテゴリ:
クリニックブログ

こんにちは!衛生士の中野です。

今回は、歯周病の進行を確認するための大切な検査「歯周ポケット測定」について、実際のマイクロスコープ映像をもとにご紹介します。

歯周ポケットとは?🦷

歯と歯ぐきの境目には、健康な人でもわずかなすき間があります。このすき間を「歯周ポケット」と呼びます。

健康な状態では 1〜3mm程度 ですが、歯周病が進むと歯ぐきが炎症を起こし、すき間が深くなっていきます。これが 4mm以上になると歯周病のサイン と言われています。

マイクロスコープでの測定の様子🔬

下の写真は、実際にマイクロスコープを使用して 歯周ポケットを測定している場面です。

プローブ(細い器具)を歯と歯ぐきの間に挿入し深さをミリ単位で測定します。

◎拡大視野で確認

肉眼では見えにくい歯石や炎症の状態を、マイクロスコープで細かくチェックできます。

◎出血の有無も確認

測定時に出血が見られる場合は、炎症が起きているサインです。

🔼この部分を中心に丁寧なクリーニングや治療を行います。

正常な歯肉は🔽この様に、うすいピンク色で引き締まっています。

なぜマイクロスコープが大切なの❓マイクロスコープを使うことで、

✔️ 小さな歯石やプラークを見逃さない

✔️ 炎症の位置を正確に把握できる

✔️ より痛みの少ない、的確な治療ができる

など、治療の精度が格段に上がります。

歯周ポケット測定は早期発見・予防にとても役立つ検査です。「最近、歯ぐきが腫れる」「歯みがきで血が出る」などの症状がある方は、ぜひ一度、歯周検査を受けてみてください😌

風邪予防と口腔ケアの関係

カテゴリ:
クリニックブログ

唾液のすごーい働き‼️

カテゴリ:
クリニックブログ

こんにちは衛生士の山田です😊

唾液にはたくさんのとても素晴らしい効果があるのをご存知ですか?

普段意識せずに出ている唾液ですが、

通常は1日に1〜1.5リットル出ていると言われています。

唾液には消化を助けるといった作用のほか、

さまざまな働きがあり、う蝕や歯周病から私たちを守ってくれています。

💧唾液の働き💧

💧自浄作用・・・口腔内細菌や食べカスを洗い流す。

💧消化作用・・・唾液中の消化酵素がデンプンを分解して体内に吸収しやすくする。

💧抗菌作用・・・細菌の増殖を抑える。

💧緩衝作用・・・飲食により酸性に傾いたお口の中を中和させる。

💧湿潤作用・・・お口の中の乾燥を防ぐ。

💧潤滑作用・・・発音や発声をスムーズにする。

💧再石灰化作用・・・酸によって溶けた歯の表面を修復する。

💧粘膜保護作用・・・お口の中の粘膜が傷つかないようにする。

💧粘膜修復作用・・・上皮成長因子が組織が傷ついた時に修復する。

🔸唾液の量を増やすためにできることは?

①唾液腺のマッサージ

②舌を動かす・・・・・舌をグルグル回すことで唾液の分泌量が増えます。
舌先で前歯の表側をなぞる様右回り10回、左回り10回と動かしてみましょう。

③水分補給・・・・・・お茶やコーヒーではなく、お水が効果的です。

④よく噛んで食べる・・梅干しやレモン🍋などの酸味のある食べ物は唾液の分泌を促進する効果があります。
又、食事の時は食べ物をよく噛むことが重要です。
しっかりと咀嚼することで唾液の分泌が促される為、
急がず、ゆっくりと時間をかけて食べることを心がけましょう。

☝️唾液腺マッサージなどで、唾液の量を増やすことは、むし歯・歯周病予防につながりますが
磨きの質を上げたり歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることもとても重要です
当院では3〜4か月に一度の検診をお勧めしています。

Instagram @iwasaki0418
JR四日市駅徒歩3分
近鉄四日市駅徒歩10分

1 / 9112345...102030...最後 »
自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。