クリニックブログ BLOG
21.03.23
こんにちは。歯科医師の二村です。
今回左下の親知らずによって隣の歯が虫歯になった患者様の症例です。
上記の画像で横に寝そべっているのが親知らずです。
このように親知らずが横に向いて顔を出していると下記のようなトラブルが起こります。
①隣の歯が虫歯になる
②親知らずが虫歯になる
③歯並びが悪くなる
④親知らず周辺の歯茎が腫れる
今回のケースは①の親知らずが原因で隣の虫歯ができてしまいました。
こういう場所に虫歯できてしまうと、とても治療が難しいとされています。
その理由として
①見にくい
②治療器具が届きにくい
③血液、唾液により接着操作が難しい
などが挙げられます。
今回はこのように8倍のルーペと顕微鏡を使い最小限で削ってプラスチックで処置を行いました。
皆さんもトラブルになる前に一度受診してみて下さいね。
21.03.01
岩崎歯科医院の院長の芳金信太郎です。
久しぶりに治療のブログを書かせていただきます。
本日は左下の奥歯(下顎左側第2大臼歯;左下7番)の神経の治療を行った60歳代女性のケースです。
歯には略式された番号があり、上記のように下顎左側第2大臼歯と毎回呼ばずに、左下7番と簡潔に表現したりします。
今回、その左下7番のレントゲン画像がこちらになります。
赤く丸をふってある部分が歯の根の先端になりますが、なんとなく黒く透けている状態です。
一般的なレントゲンをパノラマX線写真と言いますが、よりコントラストをしっかり判断するためにCTを
撮って確認をしていきます。
根の先が黒くなっている状態がくっきり分かります。
さらに、歯を支えている骨が歯の後ろまで溶けていることが分かります。
別のアングルからの画像がこちらです。
治療はマイクロスコープ、ラバーダム等を用いてしっかり歯の根の中の細菌感染を起こしているところをキレイにしていきます。
こちらが術後のCT画像です。
しっかりと感染源を除去できれば、自然に骨は出来上がってきます。
しかし、感染が大きく広がっていたりするケースは自然と改善出来ない場合もあります。その場合は外科的に取り除かなくてはいけない場合もあります。
早期アプローチすることで、感染の拡大を抑え、治療もシンプルに済んでしまいます。
なるべく早い段階で治療スタートすることをおすすめします。
岩崎歯科医院 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
20.12.16
岩崎歯科医院、歯科医師の芳金信太郎です。
私は、毎日ほとんどの治療で欠かせず使用するのがマイクロスコープ、つまり歯科用顕微鏡です。
肉眼でも見えなくはないのですが、一度拡大の世界に入ると、もはや肉眼では見えないと言っても過言では
ないと思うほど実像が小さく見えてしまいます。
マイクロスコープを用いて虫歯を除去する時に使用する器具の1つをご紹介します。
こちらです。
これだけ見ても、比較対象の物がないとこの器具がどれくらい小さいか分かりにくいので
ボールペンを置いて比較してみました。
とても、とーっても小さいです。この器具を用いて無駄に歯を削らないというのが大事です。
生体の臓器の1つでもある歯をなるべく削らないように最小の器具を用いております。
岩崎歯科医院 歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
20.12.13
岩崎歯科医院、歯科医師の芳金信太郎です。
今回は、私のお気に入りの場所の1つをご紹介したいと思います。
岩崎歯科では可能な限り、患者様のお悩みや不安、治療における希望などのお声を聞かせていただきます。
そして、現状の説明や治療の内容や計画をご説明させていただきます。
その1つの場所がカウンセリングルームです。
とても雰囲気のいい空間なので少しでも中が伝わればいいなと思いましたが、
プライバシーも重要な空間です。
普段は電源をOffにして中が見える状態になっておりますが、患者様とお話しをする際は
電源をOnにして外からは中が見えない状態になります。
海外ドラマに出てきそうなアイテムですね(笑)
こちらが比較写真になります。
また、ぜひご覧になっていただければと思います。
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
20.11.10
みなさん、こんにちは。歯科医師の芳金信太郎です。
本日は2症例報告したいと思います。(患者様には同意を得て掲載させていただいております)
なかなか分かりづらいかもしれませんが、前歯の赤く囲まれた歯は過去にセラミックで治された歯です。
よぉく見ると、少し人工感があるように見えます。
この辺りは気にならない方もいますし、やっぱり気になってしまう方もおられます。
被せ物をする前にマイクロスコープ を用いて根管治療を行い、しっかり歯の内部も綺麗に仕上げも行います。
少しでも自然な感じを出せるように、歯の形成(歯の形を被せ物が適合良く入るように作ること)と歯肉のマネージメント(傷付けないように工夫をすること)などをマイクロスコープ を用いて作り上げていきます。
しかし、1本の歯を両隣とほとんど分からないまで色を合わせるというのは結構難しいところです。
セラミスト(セラミックを専門に作る技工士)が口の状況を知るために数々の写真を参考に仕上げていきます。
そして完成したのがこちらです。
こちらはジルコニアセラミックになります。
言われないと分からない、言われても分からないようになったと思います。
②70歳代女性で前歯の色を合わせたい
こちらも過去に被せ物をしてある状態でした。被せ物の内面にシルバー色の材料を使うと
どうしてもその色を隠すために透明感の失われたマットな状態の歯になってしまいます。
こちらも被せ物を外し、根管治療を行い、土台にファイバーを用いて完成しました。
隣の歯の一部に部分的なプラスチックを詰め物がありますので、そこはいずれ変える可能性もありますので
今回は側切歯(隣の少し小さい歯)に合わせて製作しました。
こちらもジルコニアセラミックになります。
歯茎のキワの雰囲気が自然感をかもし出しております。
真っ白な歯で綺麗と思われる方もおられますし、自然感こそ、綺麗と思われる方もおられるので
どこの歯に合わせたいかなど色々お聞きして、製作を始めます。
もちろん完成に納得がいかない場合は修正や再製作を行います。
岩崎歯科では、被せ物だけでなく、歯の根、歯肉、咬み合わせを総合的にご提案させていただております。
その中で希望にあう治療ができるよう心がけております。
今はマスクでなかなか歯を出す機会が少ないので、この機会に治してみるのもいいのではないでしょうか?
岩崎歯科医院
歯科医師 芳金信太郎
四日市 歯医者 JR四日市駅 徒歩3分 近鉄四日市駅 徒歩10分
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。