クリニックブログ BLOG
22.06.23
こんにちは。衛生士の奥出です。
皆さんPMTCをご存じですか?当院では多くの方に体験していただいています。
P…professional(プロによる)
M…mechanical(機械的な)
T…tooth(歯の)
C…cleaning(清掃) です!
一見汚れていない歯の表面を電子顕微鏡レベルで見てみると様々な細菌が張り付いています。むし歯菌や歯周病菌たちは歯の表面に張り付いていようと糊状のねばねばした物質を作りバリアー状になっています。この状態をバイオフィルムと呼びます。このバイオフィルムは普通の歯ブラシはもちろん電動歯ブラシを使ってもうまく取れません。除去せず放置すると構成する菌はどんどん増殖し口腔内環境は悪化するばかりです。
そのようなバイオフィルムを除去するには‘‘PMTC’’を受けるのが効果的です。当院で行う手順は
①歯石除去
②①で落としきれない細かい歯垢やバイオフィルムを専用の清掃器具や研磨剤を用いて磨き落とす
③柔らかい清掃器具やきめの細かい研磨剤で歯の表面を磨き上げることで汚れが付きにくくする。
④歯肉のマッサージ
⑤フッ素塗布 です!
バイオフィルムは除去しても食事をするたびにつくられるのでPMTCは定期的に受ける必要がありますが、継続してPMTCを受けている人はそうでない人に比べて虫歯の発生率が16分の1であることが研究で分かっています。大切な歯を長く残していくためには予防処置が必須です。当院で一度PMTCを体験してみてください^^
instagram:@iwasaki0418
四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
22.06.15
こんにちは。岩崎歯科 歯科医師の二村です。
今回左下に歯が失ってしまったところにインプラント(人工歯根)を設置しました。
左下(写真の右側)が欠損していることにより右側で過剰に力が負担しているため、インプントを設置することによりそれを予防して歯を壊れにくくすることができます。
インプラントは顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、被せ物をして人工の歯を作る治療です。
顎の骨の内部には神経や血管が走行しているため、インプラントを設置するにあたりその様子を把握することが非常に大事になってきます。
当院では安心安全にインプラントを設置するために5つのステップに分けて治療を行っています。
1、CT撮影
CTとはX線を利用して体内の断面図を撮影する技術で、立体的に神経・骨などの様子を把握することができます。
2、コンピューター上で治療を計画
光学式スキャナー(itero)を使用し3Dデータにして、それとCTデータを合体させてコンピューター上で患者様の口腔内の状態を再現します。
コンピューター上で理想的な被せ物の位置関係、顎の神経の位置関係からインプラントの理想的な方向の位置、サイズの太さ長さを分析します。
今回は2本のインプラントを支えに3本の被せ物を作製していく計画を立てました。
3、治療方法と費用のご説明
分析した計画とそれにかかる費用を患者様にご説明します。
4、インプラント(人工歯根)の設置
今回は計画した2本のインプラントを設置しました。
5、最終的な歯の取り付け
下の顎の場合、インプラントと骨と結合する期間を約3ヶ月経過をみます。
問題なければ仮歯を装着します。
仮歯を装着して1ヶ月ほど経過良好であれば最終的な被せ物を装着します。
最終的な被せ物を装着したことにより見た目も機能的にも改善しました。
皆さんも日常生活で美味しいものが噛めなくて困っている方、ご来院お待ちしております。
instagram:@iwasaki0418
四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
22.06.14
岩崎歯科医院 院長の芳金信太郎です。
そろそろ梅雨に季節になってきました。
日々、たくさんの患者様が受診される中、やはり一定数の方は当日キャンセル、また無断キャンセルをされます。
以前も「お知らせ」という形で書かせていただいておりますが、その方の為に医院として30分〜60分のお時間を確保させていただき、滅菌、消毒などの準備、計画をしております。
キャンセルされる方にも色々と予定などあると思いますし、急な用事が入ることもあります。
1〜2回のキャンセルは当院でもご予約の変更など承っておりますが、3回以上当日のキャンセルや無断キャンセルされる方はその次もほとんど確率でされることが分かっております。
大変、申し訳ありませんがこちらもそのような方にはしっかり時間を確保しての治療等は今後出来ないと判断しお断りさせていただきます。
それでもどうしても治療を希望される場合は当日連絡またはほぼ待っていただいてのご対応となります。
中にはなんでキャンセルして悪いの?とお言葉を返される方もおられます。
申し訳ありませんが別の医院をお探しください。
その時間があれば本当に治療を希望されている方を診療することができたのに、という思いがあり、とても残念に思います。
日々、治療を待っておられる患者様がおられます。その方の期待に応えるためにそのように対応させていただきます。
岩崎歯科医院 院長 芳金信太郎
22.06.09
こんにちは 歯科衛生士の長谷川です。
今日は妊婦さんの歯科治療についてお話したす。
妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が増加し、お口の中で炎症が起こりやすくなります。唾液の分泌量が減ることで、お口の自浄作用が低下します。さらにつわりによるセルフケアの困難、食欲増進による食事量・回数の増加などが加わります。これらさまざまな要因が重なり、虫歯や歯周病、さらには親知らずの痛みなどの口腔トラブルが起こりやすくなります。
1.妊娠初期(妊娠満13週まで)
歯周病の原因であるプラークを除去して歯周病を予防しましょう。
2.妊娠中期(妊娠14週~27週)
安定した時期なので、治療に一番適しています。
3.妊娠後期(妊娠28週~41週)
治療内容によっては治療可能ですが、積極的な治療は避けたほうがよいでしょう。かかりつけ歯科医師を決め、相談をしましょう。ブラッシング指導は、いつの時期でも行うことができます。お口の中を清潔な状態に保てるよう心がけましょう。
気になることや、心配な時はスタッフまで声をかけてください。
22.06.08
岩崎歯科医院 院長の芳金信太郎です。
今日のブログはインプラント治療です。
その前に歯を抜く場合は基本的には「垂直性の歯根破折」、つまり歯が縦に割れているケースです。
歯の部位にもよりますが、歯根が複数ある大臼歯では、上記の縦に歯が割れているケースでも歯根切除やヘミセクションという歯の半分をカットして残りの根を使うなど万全でないにしても、その歯を保存をするケースもあります。その場合の予後は
Fugazotto 2001 で歯のカットする部位場所で成績に差がありますが、
上顎の大臼歯 95.5%~100%
下顎の大臼歯で75%~99.4%と報告しております。
下の歯は基本的に歯根が2つ(3つの場合や1つの場合もあります)で、上の大臼歯は歯根が基本的に3つなので上顎の方が成績が高いと思われます。
その他に被せ物ができないほど歯が崩壊している場合や、重度歯周病で歯に動揺が著しくグラグラと揺れている場合などはご相談の上、抜歯となる場合もあります。
天然の歯に勝るものはありませんので、可能な限り、天然歯を残すご提案をさせていただきますが、残念ながら既に歯が欠損しているケースにおいてはそのご提案ができません。
その場合に有用となるのはインプラント治療です。
もちろん、インプラントにもいくつかのトラブルは生じます。
Single implant restoration インプラント1本治療の成績としてSurvival rateサバイバルレートというものがあります。
成功というより生存率という表現が使われます。インプラントやインプラント周囲(歯肉や骨)にやや問題があっても使用できているという表現です。
Prosper 2003は 97%
Covani 2004は 96%
Netwin 2004は 99%
Fugazzotto 2004は95% の確率で使用できているというデータがあります。
しかし、今回のケースは過去に前歯をインプラントをしたが残念ながらインプラントを撤去して、再度インプラント治療を行うかどうするか?
という相談で来院された患者様でした。
CTとデジタルワックスアップにて分析を行うと表側の骨が薄く、骨を造成させる必要がありました。
歯がない部位に対する治療は「インプラント治療」だけではなく、「ブリッジ治療」または「入れ歯治療」もございますが今回は再度インプラント治療で行うという決断を患者様はされました。
この後、少し刺激のある画像になりますのでご注意ください。
インプラントのシミュレーションからガイドを制作しインプラントを設置していきます。
その後、骨が少ないと予測されていた部位に自家骨、異種骨を足して、メンブレンという膜にて覆います。
メンブレンという膜にて覆います。
最後に歯肉に無理な力がかからないようにテンションフリーにて縫合して終了です。
おおよそ30分ほどの治療内容です。(骨の造成がなければ10〜15分程度です)
5〜6ヶ月ほどインプラントと骨が嵌合する期間を待ち、仮歯を経て最終の歯へと移行します。
最終上部構造(インプラント体に接続する歯)はスクリューリテイン:ネジ固定です。
繰り返しますが、できれば天然歯がベストです。
しかし、歯を失ってしまった場合の1つにインプラント治療も重要な治療と考えます。
岩崎歯科医院 院長 芳金信太郎
instagram:@iwasaki0418
四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。