クリニックブログ BLOG
25.07.09
衛生士の赤塚です🦀
今回は口腔粘膜の病気についてお伝えしようと思います。
口腔粘膜とは頬の内側や唇の内側の部分のことを言ったり、歯肉や舌なども口腔粘膜とされています👄
その口腔粘膜に現れる病気について説明していきます。
①帯状疱疹
近年よく聞かれる帯状疱疹、子供のときにできた水疱瘡が何十年か経ってから再活性化して発症すると言われています。皮膚の発疹や水ぶくれが体の片側などにでき、強い神経痛が現れます。発熱だったり、だるさを伴うこともあるそうです。
抗ウイルス薬を使用することにより2週間前後で治癒します、後遺症として慢性的な痛みが長時間続くことがあり、特に高齢者に多いとされています。
②麻しん
発熱や口腔内に白い斑点が起こる「コプリック斑」、咳や鼻水、結膜充血が起こります。潜伏期間から発症、回復まで長期間続き感染力は非常に強いと言われています。(1人が感染すると免疫がない集団では12〜18人にうつす)空気感染します。
特効薬はなく対症療法として解熱、水分補給、二次感染予防が必要です。予防としてワクチン接種が非常に有効です。
③扁平苔癬(へんぺいたいせん)
慢性炎症性疾患で皮膚や粘膜に特徴的な発疹ができます。免疫が関与していて、自己炎症疾患と考えられています。
皮膚型、口腔粘膜型、性器粘膜、頭皮、爪に症状が出ます。口腔内では白い網目状・レース状の模様が現れ、痛みは軽いことが多いですが、びらんや潰瘍ができると痛みを伴います。頬粘膜、舌、歯肉に多いです。
ステロイド含嗽などを使用し二次感染予防をします。定期的な観察が必要です(がん化もわずかですが報告があります)
④白板症
白い、こすっても取れない板状の病変の総称です。前がん病変とされ、がん化のリスクがあるので注意が必要です!
口腔内に白い斑、板状の盛り上がり。こすってもとれない、無症状なことが多いですが痛みや刺激感があることも。頬、舌(側縁部)、歯肉、口底(舌と下顎の歯肉の間)、口唇内側が好発部位です。
リスク因子の除去(禁煙指導、アルコール制限など)観察、外科的除去、レーザー治療、長期的な観察が必要です。
一部ではありますが、お口の中の粘膜の病気は沢山の種類があり場合によっては感染力が強かったり、がん化したりなどすることがあります。口の中を見たとき「あれ、こんなのあったっけ?」と思ったときは歯科医院に行ってみると原因が分かるかもしれません、実際私も口腔内を見ていて、これは何かな…粘膜に何か出来ているぞとなることは少しではありますが、何度か遭遇したことがあります。気になったら酷くなる前に歯科医院に行きましょう!
参考文献:顎・口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔より
Instagram @iwasaki0418
JR四日市駅徒歩3分
近鉄四日市駅徒歩10分
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。