クリニックブログ BLOG

感染症予防への口腔ケア

カテゴリ:
クリニックブログ

 

こんにちは👋😃

衛生士の石垣です。いつにも増して寒い🌁⛄🌁ですね。

私は、寒すぎて、アイスになってしまいそうです。

 

図解でわかる❗新型コロナ参照

現在、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が

騒がれておりますが、

今日は、新型コロナウイルスのパンデミックから口腔内ケアについて考えていきたいと思います。

まず、ヒトの体内にすむ細菌でよく知られているのは、「ビフィズス菌」などの名前で知られる腸内細菌があります。

これに限らず常在菌と呼ばれる人体の細菌のすみかは、

口、鼻、胃、小腸、大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に及んでいるそうです。

常在菌の種類は1000前後とみられていますが、その種類や組成、密集の度合いは

場所によって異なり、固有の集団である細菌叢(そう)を形成しています。

ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親や周囲の環境から細菌をもらい、これが体内で増えていくようです。

SUNSTAR参照

興味深いことに、一卵性双生児の場合も、全く同じ細菌叢のパターンを持つ人はいないそうです。

人体の細菌が作る内なる生態系マイクロバイオームは、遺伝子解析技術の発達に伴い、

細菌全体のゲノムをひとまとめにして調べるメタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく調べられ、

新たな発見が続いています。

新型コロナウイルスとの闘い、SARSの教訓を生かせなかった世界 参照

 

電子顕微鏡でコロナウイルスを見ると、膜に覆われた表面に突起のようなものが出ているのが見えます。

この突起が王冠(ギリシャ語でコロナ)や太陽の光冠(コロナ)のように見えることから、「コロナウイルス」という名前が付きました。

日本獣医生命科学大の氏家(うじけ)誠准教授(ウイルス学)によると、

現在、知られているコロナウイルスは約40種あるそうです。

1930年代に鳥、40年代にマウスと豚からコロナウイルスが分離されました。

それ以降、犬、牛、猫、キリン、ラクダなど様々な動物でコロナウイルスの感染が確認されています。

スペイン風邪に罹った兵士で溢れかえるアメリカのカンザス州の陸軍基地(Wikipediaより)

アメリカ歯科医師会研究所の初代所長やアメリカ歯科医師会会長を務めたWeston・Price(1870-1948)は、

100年前のスペインインフルエンザ(H1N1型)のパンデミック時にアメリカ人とイギリス人260人を調べた結果を1923年に『DENTAL・INFECTIONS,Oral・and・Systemic』で報告しています。

それによると、歯科感染症のあった人は、インフルエンザに罹患した群で72%に達し重篤者が多かったが、

感染症が無かった人の罹患率は32%だったようです。

 

最近は、歯科でも、口腔感染症への対応も、身体の他部位への二次的疾患を誘発する「病巣感染」の予防に繋がると言われています。

 

腸管などにいるバクテロイデス・フラジリスという細菌が、自己免疫疾患を抑制する機能を持つ

制御性T細胞の誘導に関係していることが2010年に判明しました。

翌11年にも同様の働きをする細菌が確認されました。

何だか難しい話ですね。

ヒトの例ではないですが、肥満を防ぐ遺伝子を

ノックアウトして肥満症にしたマウスの腸内細菌叢を健全なマウスに移植すると、そのマウスも肥満を発症することが確かめられています。

細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、糖尿病、多発性硬化症といった様々な病気の発症に関係しているという証拠が見つかっています。

これらの細菌をコントロールすることによって、病気の症状を和らげ、あるいは治療する方法が開発できるそうです。

胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、思考や気分に影響を及ぼす可能性も指摘されています。

特殊な環境で育てて消化管に微生物が住みつかないようにした無菌マウスを、

ストレスを誘発する状況に置いたところ、

通常のマウスと比べて、ストレスホルモンの血中濃度が高まったほか、記憶と学習に重要な脳の海馬という領域で、

神経に栄養を与える因子を生む遺伝子の発現が低下するという結果が得られたようです。

つまりは、無菌よりも、ある程度、細菌がいた方が良いようですね。

ですが、皆さん、口の中は、綺麗にしましょうね。

おしまい。

四日市 朝日町 岩崎歯科

 

自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。