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口腔粘膜の病気について

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衛生士の赤塚です🦀

今回は口腔粘膜の病気についてお伝えしようと思います。

口腔粘膜とは頬の内側や唇の内側の部分のことを言ったり、歯肉や舌なども口腔粘膜とされています👄

その口腔粘膜に現れる病気について説明していきます。

①帯状疱疹

近年よく聞かれる帯状疱疹、子供のときにできた水疱瘡が何十年か経ってから再活性化して発症すると言われています。皮膚の発疹や水ぶくれが体の片側などにでき、強い神経痛が現れます。発熱だったり、だるさを伴うこともあるそうです。

抗ウイルス薬を使用することにより2週間前後で治癒します、後遺症として慢性的な痛みが長時間続くことがあり、特に高齢者に多いとされています。

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②麻しん

発熱や口腔内に白い斑点が起こる「コプリック斑」、咳や鼻水、結膜充血が起こります。潜伏期間から発症、回復まで長期間続き感染力は非常に強いと言われています。(1人が感染すると免疫がない集団では12〜18人にうつす)空気感染します。

特効薬はなく対症療法として解熱、水分補給、二次感染予防が必要です。予防としてワクチン接種が非常に有効です。

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③扁平苔癬(へんぺいたいせん)

慢性炎症性疾患で皮膚や粘膜に特徴的な発疹ができます。免疫が関与していて、自己炎症疾患と考えられています。

皮膚型、口腔粘膜型、性器粘膜、頭皮、爪に症状が出ます。口腔内では白い網目状・レース状の模様が現れ、痛みは軽いことが多いですが、びらんや潰瘍ができると痛みを伴います。頬粘膜、舌、歯肉に多いです。

ステロイド含嗽などを使用し二次感染予防をします。定期的な観察が必要です(がん化もわずかですが報告があります)

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④白板症

白い、こすっても取れない板状の病変の総称です。前がん病変とされ、がん化のリスクがあるので注意が必要です!

口腔内に白い斑、板状の盛り上がり。こすってもとれない、無症状なことが多いですが痛みや刺激感があることも。頬、舌(側縁部)、歯肉、口底(舌と下顎の歯肉の間)、口唇内側が好発部位です。

リスク因子の除去(禁煙指導、アルコール制限など)観察、外科的除去、レーザー治療、長期的な観察が必要です。

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一部ではありますが、お口の中の粘膜の病気は沢山の種類があり場合によっては感染力が強かったり、がん化したりなどすることがあります。口の中を見たとき「あれ、こんなのあったっけ?」と思ったときは歯科医院に行ってみると原因が分かるかもしれません、実際私も口腔内を見ていて、これは何かな…粘膜に何か出来ているぞとなることは少しではありますが、何度か遭遇したことがあります。気になったら酷くなる前に歯科医院に行きましょう!

参考文献:顎・口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔より

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親知らずについて

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こんにちは!!!宇佐美です🌿

急に暑くなり体がついていけないこの頃です

さて!今日は親知らずのお話をします🦷

みなさん!親知らずってご存知ですか?

全部で32本あるうちのの一番奥に上下左右の奥歯の一番後ろに生える歯のことです

正式には第3大臼歯とも智歯 いわれています

親知らずは10代後半から20代前半に生えてくる事が多く個人差があります

生え方には歯茎に埋まっていたり,斜めに生えていたりこの以下の絵のようにいろいろな生え方があります

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親知らずは生え方によっては虫歯になりやすかったり歯周病になりやすかったりとトラブルがある事があります

以下のレントゲンをご覧ください

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親知らずが斜めに生えていたりすると手前にある7番目の歯を押してしまったり

智歯周囲炎(ちししゅうえん)といい親知らず周辺の歯茎が腫れ痛みや膿が出てしまったり

他の歯に悪い影響を与えてしまう可能性があります

当院では親知らず抜歯の際にレントゲンやCT撮影を行い外科治療を行わせていただく可能性があります

(神経などが近い場合は総合病院の口腔外科へ

紹介させといただく場合もございます)

お困りの際はぜひご相談ください、

みなさまのご予約お待ちしております🙇

 

 

お口の乾燥に関する病気

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こんにちは、衛生士の赤塚です😑

だんだん暖かくなり、半袖でも大丈夫な日が増えてきましたね🌞🌴🌺✨

ところでみなさんは「シェーグレン症候群」というものをご存知ですか?

自己免疫疾患の一つで、体の免疫系が自分自身の外分泌腺、特に涙腺や唾液腺を攻撃する病気です。その結果、目や口の乾燥が主な症状として現れます。口腔乾燥が著明になると粘膜痛や摂食・嚥下、会話が困難になりやすいです。また味覚も障害されます。

唾液の減少は虫歯、歯周病が悪化する原因にもなるため十分なケアが必要となります。

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治療方法は現在根治的治療はありません、医薬品が保険適用となっています。

対症療法ではマウスジェルなど粘膜保湿剤が有効です。

口腔乾燥では加湿保湿が大事

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weltecよりコンクールマウスジェル

他には唾液腺のマッサージが効果的です。

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日本歯科医師会より

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歯の神経の大切さとMTAセメント🦷

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こんにちは、宇佐美です🌿

今回はMTAセメントについてお話しさせていただきます!

MTAセメントとは歯科の神経を残す歯髄保存治療

覆髄(ふくずい)という治療で使われる歯科材料の一つです

まず覆髄についてご説明します
虫歯が進行して歯の中にある神経の歯髄(しずい)が露出したり虫歯の治療中に

歯髄が露出した際に行う歯の神経を保護する治療の事です

覆髄には3種類の方法があります🪥

まず治療の流れを説明します🌟

①まず虫歯の検知液であるカリウスチェックという物で染めて行きます

 

 

 

 

 

②このように染めた後に青くなっている部分が虫歯になっている部分です


③このようにバーで青くなっている部分を削ります

④青く染まっていた虫歯を取り切った状態です


次に覆髄には3種類の方法があります

①「間接覆髄」
⚫︎むし歯や外傷などで薄くなった歯質に薬剤を貼付して、外来刺激を遮断する
⚫︎ 象牙質の形成を促して歯髄を保存する

 

② 「直接覆髄」
⚫︎露髄して細菌感染が起こっていない歯に対して、 歯髄を保護する 露髄した部分に薬剤を貼付して外来刺激を遮断する
⚫︎歯質の形成を促して歯髄を健康な状態で保存する

③「部分断髄法」
⚫︎ むし歯で神経の一部が損傷しているの損傷部分を切除して残りの神経を保存します

 

最後にフッ素配合のフジナインというセメントで保護しています

ここから1週間様子見ていただき
最終的な被せ物などの治療を行います

こちらは予後の治療後に型とりをを行ない
セラミックを冠せて全ての治療終了です

覆髄におこうなうことにより歯の神経を取るのではなくしっかりと保存ができ破折や亀裂の発生のリスクを回避する事が可能になります🫧

次にMTAセメントに詳しくついてご説明します
MTAセメントは正式名称(ミネラルトリオキサイドアグリゲートセメント)といい

水酸化カリウムやシリカを含むバイオセラミックの材料の1つで(虫歯が歯髄まで到達したの神経の保存 ・根管治療・歯の修繕に使用されます🪥)

次に特徴は3つあります
①殺菌作用と封鎖性
歯の内部と密着し外部からの細菌や水分の侵入を防ぎ治療後の再感染のリスクを軽減することが可能です

②生体親和性
歯や歯周組織に対して非常に優れた生体親和性がありダメージがなく安全に使用が可能の為お身体に優しい素材です☺️

③歯髄細胞の再生促進
歯髄細胞の再生を促進する働きがあり歯の治癒力を高める事が可能です

当院では覆髄の治療を行う際に

マイクロスコープ(顕微鏡)とラバーダムを使用しますラバーダム(ゴムのマスク)をすると
治療を行う歯を隔離し唾液や細菌から守り
無菌的な処置を行います

そしてマイクロスコープを使用すると
細部まで治療が行う事が可能になります
そして治療の際に小型カメラで撮影を行い

お口の中の様子治療の状態,進行、内容のご説明が可能になります

虫歯になったからといい歯の神経をすぐに取るのではなく

しっかりと歯の神経を残して身体もお口も健康な生活を過ごしていただけたらなと思います🪥

妊娠と口腔内の環境変化について

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こんにちは。歯科衛生士の藤井です🪥

 

 

最近は日中の日差しは暖かいですが、まだまだ風は冷たく、暖房が欠かせないですね。

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手洗いうがいはもちろんのこと、室内の湿温管理を心がけ、風邪や感染症に気をつけたいものですね。⛄️🍃

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さて今回は妊娠と口腔内の環境変化についてお話をしたいと思います👶🏻

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🌟妊娠すると母体にさまざまな影響が及ばされます🌟

 

①ホルモン分泌の変化により(唾液分泌量の減少、ネバつきなど)歯周疾患や虫歯がふえる‼️

 

→歯周病菌は女性ホルモンがお好きなのです!

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女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの血清濃度の上昇にともない、唾液や歯茎の溝から出てくる組織液の中における女性ホルモンの濃度も上昇し、種類によっては10〜1000倍にも増えます。

 

歯周病菌は女性ホルモンを栄養源とするので、女性ホルモンが増加すると歯周病菌も増殖します。

よって、お口の中のトラブルが起こりやすくなります。

 

 

②①により、妊娠性エプーリス(歯肉の炎症性増殖)が起こる‼️

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→「妊娠性エプーリス」は妊婦の1〜5%に生じるといわれています。

 

「エプーリス」とはお口の中の粘膜部に部分的に生じる良性のしこりのようなもののことです。

 

「妊娠性エプーリス」は前歯に現れることが多いです。

 

上記の内容はプラークコントロールが行き届いてる人には起こりません。

 

妊娠すると、食生活が不規則になり口腔内環境が悪化しがちなうえ、唾液の変化、体調の変化、つわりなどでいつも通りの口腔ケアができにくいものです。

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そんな時は無理をせず、できる範囲でお口のケアに努めましょう。

私も水ですら気持ち悪くてとても辛かったです…🥲💧

 

 

🌟つわり時の口腔ケアをご紹介します🌟

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①気分がよい時にササっと済ませる‼️

 

→体調の良い傾向が多い午前中がおすすめです。☀️

 

 

②食後すぐに水で強めにブクブクうがいをする‼️

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③キシリトールガムやタブレット、洗口剤を利用する‼️

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🌟ブラッシングのポイントも説明します🌟

 

①ヘッドが小さいブラシを使用する(タフトタイプや乳幼児向けの仕上げ磨きブラシ)‼️

→ヘッドが小さい方が奥歯にも届きやすく、ブラシが当たると気持ち悪くなるスポットに触れることが軽減されるのでお勧めです。

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②味・ニオイが辛ければ、歯磨き粉をつけない‼️

→プラークや食べかすが除去できればOKです!

 

③奥から手前に掻き出すように磨く‼️

→舌👅や奥歯辺りにブラシが当たると吐き気を催しやすくなるのでなるべく回避するべく、シャッシャッと奥から手前に向けて掻き出すように磨くといいです!

 

④お辞儀の状態でブラッシング・うがいをする‼️

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🌟妊婦検診を受けましょう🌟

 

→ 歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めるなどトラブルのもとです❗️

 

妊娠が判明したら市から母子健康手帳が貰えます。

(四日市市の妊婦歯科健診は妊娠中に1回のみ受診可能です。)

安定期である16〜27週の間に受診することをお勧めします。

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妊婦歯科検診を受診することで、その時に必要な治療が受けられます。口腔内清潔に保ち、トラブルを減らし出産へ臨みましょう。

 

また、結婚したばかりの方、妊娠のご予定がある方も、一度、パートナーとご一緒にクリニックに受診されることをお勧めします。

 

妊娠・出産を経験しているスタッフも多くいるので何か気になることがあればお気軽にお声掛けください♪

 

最後までご覧いただきありがとうございました😊✨

 

参考文献:

『歯科衛生士教本 歯科診療補助論』

『Dr.もDHも!歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本』

Instagram @iwasaki0418

JR四日市駅徒歩3分

近鉄四日市駅徒歩10分

 

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自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。