クリニックブログ BLOG
19.02.06
岩崎歯科の歯科医師 芳金信太郎です。
今回はインプラント治療を受けられた60歳代女性についてご報告させていただきます。(掲載の同意を頂いております)
歯を支える骨が痩せてしまう歯周病がレントゲンの右上の赤丸の部位にありました。
また、レントゲン左下の被せ物が取れてしまったという主訴でお見えになりました。
上の歯は、歯の動揺が著しく抜歯を行なったのちにインプラントになりました。
また、取れてしまった部位は歯の崩壊が顕著でこちらも保存が難しく残念ながら抜歯となりました。
インプラントを行う際は、CTを撮影した後に、最新のデジタル診断を行い、可能な限り低侵襲にできるよう骨のある部位を探して、そこにインプラントを入れる計画を立てます。
上顎洞の内側に骨がしっかりありましたので、その部位にガイドを用いて埋入していきます。
こちらがインプラントを入れた後のレントゲンです。
強い歯茎を獲得するために、上顎の口蓋というところから歯茎を移植することもあります。痛みはそこまでありません。
強い歯茎を獲得することで歯ブラシも痛みなくすることができ長い目で見て衛生的です。そして最後のインプラントの歯が入り治療終了です
患者様には12か月ほどお付き合いいただき頑張ってきただきました。今後はインプラントだけでなく天然歯が一生涯持つようにメンテナンスでしっかりフォローしていきたいと思っています。
歯科医師 芳金信太郎
三重県 四日市 歯医者 インプラント マイクロスコープ
19.01.30
こんにちは。歯科助手の藤井です。
最近肩こりが酷い、頭痛がする・・・などの不調を感じたことはありますか?
歯は骨格の一部で、上下の歯が噛み合う事によって頭部を支える役割を担っています。
その頭部を支える噛み合わせに問題がある場合、首に負担がかかり、首の傾きが生じると言われています。
首の傾きから頭部の傾き、背中や腰の歪み、膝、足など全身の歪みへと進行していくそうです。
噛み合わせのバランスの悪いところが虫歯や歯周病になりやすくなります。
不調の原因が噛み合わせのバランスによるものだけとは限りませんが、生活習慣を見直す事が大事です。
歯の治療中だったり、治療を中断してしまった場合も要注意です。
噛み合わせが気になったり、治療を中断してしまって再開したいなど、ご相談があればご連絡くださいね。
19.01.28
19.01.23
歯科医師の芳金信太郎です。
今回は30歳代男性の前歯の治療についてお話しします。
今回は前歯の色を改善する治療を行いました。
画面向かって左側に黒っぽく見える歯は既に神経がとってあり
裏側からアマルガムという薬が詰めてありました。
アマルガムとは歯科用水銀アマルガムのことです。
アマルガムに関しては日本保存歯科学会の検討委員会の報告
欠点でもある、
①金属色 ②歯に付かない ③水銀を使用している
という点から現在は学生教育として教科書にあるものの、実際に実習等で習うこともなく、
実際に使用することはありません。
(歯科用の水銀は無機水銀のため有機水銀(メチル水銀)とは違い安全です)
今回は最終的にオールセラミッククラウン(陶器でできた被せ物)で修復をする計画になりました。
シンプルに考えると、そのまま被せ物をしてしまえば、時間的にも早く終わりますが
意外と多いのが歯の根が腐っていてて歯茎からニキビのような腫れ物が出ることがあります。
そうなるとせっかく被せたものを除去する必要がありますので、
出来るだけ新しい被せ物をする前には歯の根の治療を行います。
前回のブログでもお伝えした論文の一部です。
Gorni FG, Galliani MM: The outcome of endodontic retreatment: a 2 year follow-up. JOE, 30(1):1−4、2004
解剖学的形態維持 根尖病変なしの場合 成功率は91.6%
今回早い段階で根管治療すれば成功率は91.6%!!!ならばやっておいたほうがいい!
もちろん、ラバーダムと顕微鏡(マイクロスコープ)、そしてMTAシーラーを用いました。
あその後ファイバーコアという材料で土台を作った後にセラミックで歯を作成します。
とても綺麗に色をしており、自然感があり、そして汚れにくく、歯との接着も強いため外れにくく隙間から
虫歯にもなりずらいのがセラミックです。
1本の歯が少しでも長く機能し続けるよう、最善最先端の治療を提供していきます。
岩崎歯科医院
歯科医師 芳金信太郎
19.01.18
今回は、歯ぎしりについてお話ししたいと思います。
歯をギリギリすり合わせる歯ぎしり
無意識のうちにグッと噛みしめてしまう食いしばり
一括りに歯ぎしりと言ってもいろんなタイプがあり
歯ぎしりには、80~100キロ程の大きな力が
かかるとも言われているんです。
これだけの力がかかっているとなると、
お口の中にとってかなり深刻なダメージですよね。。。
≪歯ぎしりが与える悪影響≫
・歯が割れたり、折れる、削れる
・歯周病を進行させる
・知覚過敏
・顎の痛み 等々 このような症状も引き起こします。
そしてさらに問題なのが、、、、
”歯ぎしりや食いしばり、されていませんか?”
診療中こんな質問を患者さんにすると
大体の方が”うーん、気になったことはないかな”と
お答えになります。が・・・
実際に歯ぎしり食いしばり自覚のある方は約1割程度!
ほとんどの方は、無自覚なんです!
歯ぎしり・食いしばりをされている方のお口の中の特徴として
頬に圧痕がついていたり
根元部分が削れている
歯がすり減っている
骨が隆起していたりすることが多いです!
なかなか普段ご自身では気づくことの出来ない歯ぎしりや食いしばり。
何か気になる症状ございましたら、気軽にご相談ください。
一緒に歯の寿命を伸ばしましょう!!!
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。